Wntを含んだ膜小胞が細胞間を飛んでいくという話しもありますし、低レベルの拡散が完全に否定できるとは思えませんね。膜tether Wgで正常発生しているのは確かでしょうが、その解釈はこれから検証する必要がありそうですね。というか、著者の解釈が正しければこれまでの研究全て再検証?
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 12月 26
ハエの専門家ではないので完全には理解できてませんが、膜tether Wgはあくまで隣の細胞にしか働かない。Wgの転写が発生初期には広範囲であり、その時のWgの働きが細胞に記憶されて後期まで効果を持つ。と考えているようですね。そうならWgはもはやMorphogenと呼べないような?
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 12月 26
えーー。ハエのWinglessを膜にtetherさせて、広がらないようにしても、ハエは正常に発生した!Wntの濃度勾配って何だったのか? これから詳しく読みます。http://t.co/MKuWS8iIE4
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 12月 25
東大三浦研の新作、マウスで細胞死を阻害すると脳の形態が異常になるが、単に死ななくなった細胞が増えたのが原因でなく、本来死ぬべきFgf8産生細胞が生き残って、 Fgf8の分布、濃度勾配が異常になることが原因。http://t.co/ZIIP1wg9Wm
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 12月 24
先月の論文ですが、植物(アラビドプシス)でミオシンのモーター活性を変化させると、細胞質流動の早さ、そして細胞の大きさ、さらには植物の大きさまでも変えることができる。動物細胞でも同様なことはあるのでしょうかね。
http://t.co/dYdWtKyV5l
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 12月 24
元研究員柴田さんの論文。細胞分化に関する遺伝子の発現は全く無関係な細胞ではヒストンメチル化によって抑制されているが、性質(系譜)の近い細胞ではアセチル化によって抑制されている。アセチル化やその結合蛋白がないと、分化細胞が過剰にできる。http://t.co/ky2XzFcJB2
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 12月 20
これは驚き! 線虫の雌雄同体は雄と交尾すると縮んで死んでしまう。交尾後2日では差がないが7日で30%縮んでしまい、寿命も40%以上短くなる。雄が与えた精子がなくなった後は、雌雄同体は死んでもらった方が進化的に有利ってことでしょうか。
http://t.co/s8EifaUcQs
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 12月 19
今日の雑誌会。AP2転写因子が線虫の「睡眠」に必要。しかし、この論文では動きの停止しか見ていない。「睡眠」であれば摂食も停止するはずだが?摂食のデータはほとんどない?「睡眠」と言えるのだろうか?
http://t.co/fbUy0FgZIC
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 12月 19
特定の臭いと恐怖との連想記憶が精子のクロマチン変化を介して次世代まで受け継がれるなんてちょっと信じられない現象。著者は精子が直接臭い物質を検知している可能性を書いているが、恐怖とのつながりがは説明できないと思う。
http://t.co/DQ58AY8vUP
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 12月 2
線虫の雄はメス(雌雄同体)の寿命を縮める物質を放出している。リソース(餌?)を次世代に残すため??
http://t.co/rHxczINDrf
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 11月 29
もう20年以上前これを証明したくて研究し、U6とpre-mRNAとの相互作用を発見しましたが、自分にできるのはここまでと思い分野を変えました。ようやくここまで来ましたね。スプライシング反応はU6snRNAが触媒する。http://t.co/57mqqiB3H6
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 11月 6
今日の雑誌会。ciliaは母(古い)中心小体に作れれるが、マウス神経幹細胞の分裂中もciliaの膜と構成蛋白が母中心小体にくっついており、非対称に分配される。分配された娘細胞が幹細胞になる。ciliaを持つ細胞の分裂は全て非対称? http://t.co/IIqGFK7cYl
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 11月 6
マウスの初期発生で卵黄嚢がembryoに圧力をかける結果、基底膜が破れて細胞がその外側に移動しvisceral endodermに分化する。マイクロチャンバー内のembryoに力をかけ、AFMで力を測定して証明。http://t.co/yoMnZ1Upqg
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 10月 29
大腸菌の全UAG終止コドンをUAAに変えて、改変したtRNAとアミノアシルtRNA合成酵素を導入し、通常は使われない20種以外のアミノ酸をUAGコドンに割り当てることで自然界では決して作られない(有用な)蛋白を作ることが可能に。http://t.co/NEFBV4WLkc
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 10月 24
組織内の細胞はカドヘリンで強く接着するが、組織間の細胞の接着は同じカドヘリンが発現していても弱い。異なる組織の接着面でEphrin/Ephシグナルによりミオシンが活性化し膜の動態が増加すると、カドヘリンの集積がなくなり接着しなくなる。
http://t.co/pFvwcDIlMU
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 10月 15
体内時計の中枢、視交叉上核の神経細胞間を同調させるバソプレシン受容体を破壊すると、体内時計そのものには影響なく、昼夜のサイクル変化にすぐに適応できるようになった。この受容体を阻害する薬でジェットラグは解消できる??
http://t.co/NChO1kuhPY
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 10月 4
Wnt was just added to the culture medium. Then, how come this title? Wnt5a "Directs" Polarized Calcium Gradients. http://t.co/JGXnLIDERI
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 9月 30
今日の雑誌会メモ。線虫でストレス応答(UPR)を神経細胞で活性化させると、なぜかシナプス小胞放出を介して腸でUPR経路が活性化され寿命が延びる。でも野生型ではUPRが異常でも寿命は短くならない。それにしてもこの紹介ビデオは凝っているね。http://t.co/dz87l76EA5
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 9月 12
これはすごい!幹細胞からミニブレインを作ることに成功。層構造など本物の脳そっくり?おまけに小頭症の患者からiPSを介して脳を作り、症状を再現? Juergen Knoblich 元ハエの研究者だが、こんなこと研究していたのか。http://t.co/SSEWiK2HDt
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 8月 29
神経細胞の活性化はこれまでカルシウムを可視化することで観察されてきましたが、電位変化を直接モニターできる蛋白が開発されたようです。http://t.co/4NLnQddQZa
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 8月 9
プラナリアの記憶は脳がなくても維持される。学習後、切断すると、脳のない断片からの個体は始めは記憶していないが、学習していない個体に比べて学習が格段に早くなる。記憶がよみがえったのか?? 原著by Michael Levin http://t.co/LQLXi6Ebc6
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 8月 8
噂で聞いていた論文出ました。ハエのPCPはWntは必要ないといわれてきたが、WgとWnt4が冗長的にPCPの方向を制御していることが示されました。線虫と同じような展開ですが、引用されてませんね、ちょっと残念。http://t.co/7G2JjSJmZo
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 8月 4
脱リン酸化酵素(ガン抑制蛋白)PTENにはC末に余分なアミノ酸配列のあるLONGフォームが存在し、分泌される。PTENを持っていないがん細胞に取り込まれると癌化を抑制できる。この分泌型は生理条件下でどういう機能を持っているのだろうか?http://t.co/MDmTe10K19
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 25
Natureにプラナリア論文三報、後ろの断片からは頭が再生しない種があり、後方化シグナルであるWntβカテニン経路を阻害すると再生するようになる。梅園論文では加えてβカテニン経路が前方化シグナルであるERKを抑えている。前後で異なる経路が活性化することで体軸が作られる。
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 25
線虫が年をとって死ぬ直前に、腸のリソソーム用オルガネラ(gut granule)が前から後ろへ波のように強く蛍光を出す。これはネクローシスに関連しており、細胞の死と個体の死に関連がある? http://t.co/XNpSBglIJH Thanks Ahna! @foodskop
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 23
清光さんの新作今度はCell。細胞が対称に分裂するためにspindl自身を中央に持ってくるだけでなく、細胞膜を非対称に伸ばすことによって対称性を補償する。そこまで厳密に対称にする意味はなんだろうかね。http://t.co/tFCeF5xE9m
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 18
画期的な論文!RNAポリメラーゼの転写開始は両方向に起こるが下流側のsense鎖しか伸長しない。開始点の上流にはpolyA付加配列が多くantisense鎖は切断される。反対に下流にはU1snRNPの認識配列があり切断から守られている。http://t.co/89dyum4pta
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 18
これまでのWntシグナルモデルでは一分子の受容体活性化によって一分子のAxinがtrapされシグナルの増幅が起こらない。この論文ではtrapされたaxinがコンフォメーション変化によって不活性型に変わり受容体から離れシグナルが増幅する。http://t.co/ZChwrUgFla
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 17
マウス卵母細胞減数分裂でのミトコンドリア(Mt)非対称分配。ムービーでは極体側の紡錘体極が紡錘体を取り囲むMTから脱出していくように見える。脱出を阻害してもその周辺のMtが通り道を開けるように薄くなっている。でも著者は異なる解釈。http://t.co/GfmQY41XfZ
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 17
細胞質分裂と神経細胞の移動に共通の機構。キネシンーMgcRacGAPが微小管とアクチンをつなぐ? http://t.co/cB1s711Pi0
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 11
この話し発生学会で聞きました。爪を切断されてもWntの分泌に必要なWls発現細胞が残っていれば爪は再生する。もっと付け根で切断してこの細胞がなくなれば再生しない。この場合でも強制的にWnt経路を活性化すれば再生できる http://t.co/0nJB22gDus
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 11
Journal club done!New Wnt signaling model by Xi He is attractive, since signaling is catalytic. Still controversial? http://t.co/UFFsdo4Mrf
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 7月 10
遺伝研の平谷さんの論文がNature Reviews Molecular Cell Biologyに取り上げられています。DNAの複製タイミングが細胞ごとに異なり、遺伝子の発現と相関する。2010年以前の論文なのになぜ今? http://t.co/rIuBTwKK3N
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 5月 24
Scribble complexが必要ないと言うだけで、非対称分裂が必要ないとは言えないだろうに。残念な実験結果を無理矢理positiveに持っていているような。免疫B細胞の極性に関する論文 http://t.co/PhYyAQ2Q9c …
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 5月 10
ハエ生殖幹細胞の非対称分裂。新規DNA鎖をBrdUで標識後UVで分解して一本鎖にし、染色体特異的プローブでプラス鎖、マイナス鎖の分配を観察。結果、性染色体だけが分配にバイアスがかかっている。どういう意味があるのか?後でじっくり読む。http://t.co/kJt4wqFfKa
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 5月 8
線虫の忌避行動の神経路が明らかに。忌避刺激により頭部のチラミン陽性神経が活性化されると、腹側の筋肉を抑制する神経がチラミンを受容して不活化し、腹側筋肉が収縮することで180度方向転換。 チラミンはとても早く体全体に広がるようですね。http://t.co/FTqOmoCH0J
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 5月 1
脊椎動物にもcytonemeがあった!SHHを作る細胞も受け取る細胞も長いfilopodiaを伸ばし直接接触することでシグナルを受け渡す。これによって拡散しないSHHの長距離効果が発揮される?でもcytonemeとは呼ばないようだね http://t.co/gRMpfWQvt4
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 4月 30
阪大菊池研の新論文、Wntは種類によって上皮細胞のapical側もしくはbasal側から、異なるメカニズムで分泌される。これが分泌後のWntの働きにどういう意味を持つんだろうか? http://t.co/lP7E6c9CdR
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 4月 26
癌抑制蛋白RB(retinoblastoma)は転写因子として有名だが、ミトコンドリアで直接細胞死にも関与するのか。 http://t.co/fpBTVx9EdK
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 4月 26
深川研絶好調ですね。Cre-loxで動原体を欠失させて生き残った細胞から新規動原体をシステマティックに単離、解析。DT40細胞を使った遺伝学のような手法。なぜDev Cellなのかはちょっと不思議。http://t.co/87VdgCi1Ba
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 3月 26
ついにNusse研の論文出ました。ES細胞にWntを含んだビーズをくっつけると、βカテニンなどが非対称に局在し、分裂が非対称に。私たちが線虫で発見した機構が哺乳類でも保存されている可能性が高くなりました。http://t.co/uSyXCILARW
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 3月 21
線虫の脱皮直前の休眠期に水につけて無理矢理運動させると、DAF-16/FOXOが核局在してdauer化を促進させる。このアッセイで野生型でも脱皮できなくて11%死ぬが、daf-16変異体では半数ほどが死ぬ。http://t.co/a5JuxP6DKj
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 3月 18
腸の再生時にだけ使われる予備の幹細胞がある。静止期の細胞をBrdUでなくヒストンで標識。HisーCre断片で標識後、Cre活性化しても正常ではcloneを作らないが、怪我後なら作る。Fig4実験のトリックが素晴らしい。http://t.co/VHK6rL3TZQ #fb
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 3月 8
並走する軸索のシナプスの位置が重ならないようにするPlexinを介した新しいしくみ。video abstract付き。おめでとう! @Ko_Mizumo http://t.co/WACcgkhW1n
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 2月 20
スプライシング反応の途中(第一段階)で止まったスプライスソームがsiRNA合成の引き金になる。「Lariat debranching enzyme」がRNAiに必要なんて驚き。http://t.co/CG96Idke
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2013, 2月 14
この論文ようやく読んだが画期的、生殖幹細胞のDNA複製の際古いヒストンは幹細胞に新しく作られたヒストンは分化した細胞に非対称に分配される。不思議なことに新旧DNA鎖は非対称に分配されない(山下論文)どうやって姉妹染色体を見分けているのか? http://t.co/JMQGqjgK
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2012, 11月 15
ヒストン修飾が一個のヒストンオクタマーの中で対称だったり、非対称だったりする。異なる修飾と合わせるとものすごく多様で複雑な制御になりそう。Asymmetrically Modified Nucleosomes http://t.co/XotslIKW
— Hitoshi Sawa (@dpyNonunc) 2012, 9月 28